facebook twitter instagram

島田切所

文化遺産
養老町の島田の牧田川堤防には切所(きれしょ)と呼ばれる、洪水の破堤箇所がありました。『岐阜県災異誌』により把握できる切所の情報は3か所あります。元和4年(1618)6月23日、「牧田川大洪水により島田村、高畑村の村境の堤14間(約25m)切入り耕地数町歩を荒す」と記されており、この時の破堤箇所は現在の高田中学校のあたりと考えられます。安永2年(1773)8月9日には「大風水島田村堤切れ」と記されています。この時の破堤箇所は不明ですが水が岩道村常性寺の外陣(げじん、一般の人々が礼拝する所)の上縁、3寸5分(約10cm)まで入水したとあります。また享和2年(1802)7月28日には「牧田川筋島田村の寺裏にて切入る」とあります。この「寺」とは現在の養老町島田の淨本寺を指しています。この時の破堤箇所は現在のミズノテクニクスの駐車場の東あたりです。表示位置はミズノテクニクスの駐車場の東あたりの切所を示しています。
住所
岐阜県養老郡養老町高田1103付近
カテゴリ
文化遺産
TOP