ギリギリ跡
文化遺産
多芸七坊の一つである小倉山光明寺には、元亀年間(1570〜1573)に織田信長によって焼かれたという言い伝えとともに、その際本尊である薬師如来を避難させたときに起きた不思議な出来事が言い伝えられています。それは、薬師如来を乗せた荷車が、養老町の小倉と鷲巣の境にある交差点にさしかかったとき、左の小倉へ行こうとするとギリギリと鳴って進まず、右の鷲巣に行こうとすると、軽く動いたという言い伝えです。「これは、仏様が鷲巣に行きたいと仰っているのだ」として、薬師如来は鷲巣に運ばれることになりました。ただ、現在は鷲巣白山神社に薬師堂が残るのみで、仏像は焼失してしまっています。
- 住所
- 岐阜県養老郡養老町西小倉
- カテゴリ
- 文化遺産